予防接種、ワクチンの効果と安全性、接種の是非について検討してみます。

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更新:11/03/05 | 予防接種、ワクチンの接種是非 | vaccine

ワクチン、予防接種の意味

特に子供にとっては、予防接種の機会は予想以上に多くインフルエンザのように定期的に接種するものから、大人への登竜門として随時接種する伝統的なものまで様々です。これらの予防接種ワクチンは、毒性を弱めた病原体や、死滅した病原体をを意図的に体内に注入することで、抗体を先行して作成し本格的な感染に備えるという論理になります。

こうした予防接種を子供に受けさせるべきか、受けさせないべきか。といった素朴な疑問についてまとめていきます。

ワクチン、予防接種の危険性

結果的に予防接種によって統計的な効果が得られているからこそ、現在に至ってもこの慣例が引き継がれていると考えられています。
しかしながら、リスクがない訳ではありません。

  1. 原理上、病原体を注入するので事実上の感染を意味している。
  2. 自然の状態と比較して、人為的に異質な状況を作り出していることに変わりはない。この状況で問題や事故が生じた場合、天災ではなく人災ということになる。
  3. ワクチン接種という仕組みがなければ死ななかった子供の命を犠牲にして、ワクチンを接種という仕組みによって命を救われた子供の存在を生む。

接種の是非

統計的、慣例的に予防接種は受けるメリットがあるが、不要なリスクを生むことにも繋がっています。最近は、任意接種の予防接種も増えておりリスクヘッジの判断は利用者に委ねられてきています。
これは、以下のようなプレッシャーが肥大化していることを意味しています。

  1. 接種しないという判断をして、病気に感染し死亡、後遺症に至った場合の責任
  2. 接種するという判断をして、これが原因で死亡、後遺症に至った場合の責任

2011年初頭、細菌性髄膜炎などを予防する小児用肺炎球菌やインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンを接種した乳幼児が、接種翌日から3日後に死亡する事例が立て続けに4件起きるなど現実問題になりつつあります。

取り敢えず、表層的に接種した場合としなかった場合でのリスクを比較してみることにしてみます。

小児の肺炎球菌

特に2歳以下では、髄膜炎を引き起こす原因になります。
原因となる細菌は、ふだんから多くの子どもたちの喉や鼻の奥に存在しているため、誰もが感染に危険性を持っていると言われています。
日本では年間200人くらい発生しているそうです。死亡率が10%、後遺症化が30〜40%なので、人数にすると死亡者20人、後遺症化が60〜80人という目算になります。

小児肺炎球菌ワクチンは、ヒブワクチンと同時接種をすることで、細菌性髄膜炎予防に非常に有効です。極めて安全性が高く、効果が高いワクチンという評価を受けています。

小児肺炎球菌ワクチンは世界の約100カ国で承認され、すでに41カ国で定期接種に導入されているワクチンであり、実績があるとされています。しかし、複数のワクチン混合による臨床実験は特に日本では不十分と言われている一面もあります。

表層的な結論としては、アメリカなどでの実績から接種した方が生存率を高めることが出来そうだと言えそうです。この先の分析で重要なのは以下のような点と思われます。

  1. 情報の正確性、事実、根拠の確認。アメリカなどでの実績、世界的な実績、安全性、事件、事故、死亡率、死亡者数、感染率、感染者数、後遺症率など。
  2. 本当に全員が受けるべきなのかという疑問を掘り下げ、受けるべき状況、環境を踏まえたリスクの算定。

 

 
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