デジタル一眼レフカメラにも欠かせないAdobeRGBやsRGBの紹介

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更新:11/10/05 | AdobeRGBとsRGB | 色領域・色域

デジタル一眼レフカメラで写真を撮り始め、RAWデータでデータを管理し始めると画面で見た映像と印刷結果の色合いが異なる現象に悩むことになります。
始めはディスプレイのキャリブレーション(色調整)不足を疑うかも知れませんが、殆どの場合ディスプレイの色域(色の表現力)自体の問題です。

色域とは

色域とは、色を表現する映像機器などにおいてどれだけ色表現力があるかを示す領域のことです。

AdobeRGB
これは、MacBookで表示したAdobeRGBの色領域を示す領域図です。

sRGB
対して、こちらはsRGBの色領域を示した領域図です。
AdobeRGBの方が表現域としてカバーしている領域が広いことが分かります。

 

キャリブレーション


キャリブレーションとは、色域のゆがみを整える作業のことです。
キャリブレーション用のソフトウェア、ハードウェアは幾つか存在しています。
例えば、スパイダーというキャリブレーションハードウェアを使って上記のsRGBの標準プロファイルを矯正すると以下のような色領域を持ったプロファイルが作成されます。


RGBのそれぞれが調整されて綺麗に表現されていることが分かります。

 

色域を気にしなければならない周辺機器

こうした色域の特性を気にしなければならない機器には幾つかあります。

などです。

デジタルカメラに関しては、コンパクトデジタルカメラではAdobeRGBに対応しているものはまず無いと言っていいでしょう。その代わり、より色域の狭いsRGBに対応している場合が殆どです。

デジタル一眼レフカメラの殆どはAdobeRGBに対応した色域をデータとして保存できるようになっているはずです。色域が広い分、最終的なアウトプットの表現力も増しますがその課程でAdobeRGBに対応していない機器での作業が入るとアウトプットの色具合も台無しになってしまいかねません。

そのため、ディスプレイ、レタッチソフトウェア、プリンターもAdobeRGBに対応した製品を使わなければ意味はありません。
私の環境では、レタッチソフトウェアはAdobeCS3、プリンターはHP C8100シリーズでAdobeRGBに対応していましたが、作業をMacBookで行っていたためここで色具合がめちゃくちゃになっていました。

因みに、プリンターに出力するのではなくてGoogle Webアルバムなどのサービスにアップロードした場合はサーバー側で勝手にsRGBとして縮小・画像処理され停止舞うのでAdobeRGBプロファイルの画像はとんでもない色合いになってしまいます。
こうした場合は、あらかじめsRGBプロファイルに変換して最適化してからアップロードするとそれなりになります。

 

Apple MacBookの色域は?

それでは、MacBookの色域はどの程度のものなのでしょうか。
私の独自の計測によればAdobeRGBの41〜42%程度です。
sRGBはAdobeRGBの65%程度の表現域なのでsRGBで言えば最大で63%程度はカバーできていることになりますが、それでも表現力はかなり低いデバイスといえます。

また、特に問題なのは最終的な出力デバイスに思いが通じない点です。
貧弱なディスプレイで一生懸命色を調整しても、プリンターでは全く異なる結果になって出力されることもしばしばなのです。

VectorでMacのプロファイルを購入することも出来ます。

SONY BRAVIAの色域

bravia因みに、SONY BRAVIAなど家庭用の液晶テレビの色域はどの程度なのでしょうか? 実は、最近はAdobeRGBを意識した色域の広い液晶テレビなどもあるようです。

居間に置いてあるKDK40X2500は動画色空間の国際標準規格「xvYCC」に対応しており、現行放送の色空間に比べて約1.8倍の色彩を表現できるというもので、従来の「sRGB」に対して上位互換性のある規格に対応しているそうです。
つまりは、sRGB程度はカバーしているということでしょうか。
AdobeRGBとまでは行かないわけですが、それでも同じ画像をMacBookとBRAVIAで見比べると色の深さが全く異なります。

 

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