Slashdotでも紹介された無料の電話Gizmoの嘘とほんと。Slashdotの功罪と信憑性。

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更新:07/05/14 | 無料電話Gizmoの嘘とほんと | Other

無料電話Gizmo

私の周りにもSlashdotという情報サイトを好んでみている人が少なからず存在します。 そのSlashdotでも紹介されている無料の電話サービスGizmoについてご紹介します。ここでいう無料電話とは、PCのIP電話(アプリケーション)から固定電話に無料で電話をかけられるサービスということです。

Gizmoの基本

最近ではすっかり有名になったSkypeですが、Gizmoも同じようなコンセプトのサービスです。 IP電話アリケーション同士はもちろん無料で通話できますが、お金を払えば固定電話に電話をかけたり固定電話からの電話をIP電話で受けることができるようになっています。

サービス概要

  • IP電話同士は無料
  • 固定電話や携帯電話にかける場合はプリペイドで対価を支払う
  • 同様に、固定電話や携帯電話から電話を受けるにもプリペイドで対価を支払う
無料で固定電話に発信

ここで、Slashdotでも紹介されている問題のキャンペーンの登場です。

IP電話から固定電話当ての電話料金が完全に無料になるというのです。これが実現できれば一般の電話会社に加入する必要性すら疑われる大きな出来事です。この記事から派生して幾つかのサイトでは大々的にBlogなどで紹介されているようです。

本家サイトでも、あたかも無条件に無料であるかに宣伝されています。

こちらがGizmoの画面キャプチャです。使用感はSkypeに酷似しています。

Gizmoの画面

特徴的なのは、相手の固定電話、携帯電話もプロファイルに表示されている点。Windows、Mac、Linux版のクライアントが無料でダウンロードできます。

Gizmo無料通話神話の光と陰

無料で電話できるとありますが、厳密には"The All Calls Free calling plan applies when both call participants are active Gizmo Project users making a few phone calls per week with Gizmo Project."と説明されています。

つまり、週に何回かはGizmoを利用しているアクティブなユーザー同士だけが、無料で互いの固定電話にも発信できる…ということになります。 この内容だけを見れば確かに適当にGizmoを無料で利用し続ければ、そのまま無料時代が続くかのようにも読み取れます。

また、レジスト直後には無料のプリペイドポイントが付与されているので、実際に固定電話に発信することができます。 ところが、約款(Agreement)を読んでみると以下のように厳密に「アクティブユーザー」が定義されています。

問題となるのは最後の条件ですが、それにしてもアクティブユーザーでいるための条件はそれなりにハードルが高いことがわかります。 発信する都度ダミーアカウントの固定電話番号を変更しただけで無料通話を維持できると思ったら大きな間違いなのです。

しかも最後の行にあるとおり、有料通話利用者であり続けないと友人同士の無料通話は維持できないということになります。

Slashdotの功罪

Gizmoで固定電話に対する無料通話が可能らしいという話は、実際Slashdotの記事を見た知人から聞きました。

記事では次のように紹介されています。

"早速インストール、アカウントを二つ取得して片方のProfileにPCなんか持ってもいない親戚の番号を設定したところ、まんまと無料で長電話できてしまった。
どういう、ビジネスモデルで無料にできるのかわからないのだが、大変画期的な事には間違いない。
個人的には、いずれ電話なんてタダ(誤差)になるに決まっていると思っているのだが、ずいぶん前倒しになりそうな予感がする出来事だ。
"

この記事を読んだ人々の一部が、Gizmoを諸手を挙げて紹介しているのも事実なのです。(2006年8月現在)

一応、アクティブユーザーであることが条件と書いてはありますが、あまりにも誤解を助長する引用であることに間違いありません。無責任な検証結果にも閉口する限りです。

 
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