MacBook Pro、Windows、HPプリンタ、Canonプリンタの混在環境でワイヤレスLAN環境を整備するための情報
更新:11/10/05 | 802.11nでMacBook無線LAN環境 | 802.11n
802.11n。無線LANの歴史
802.11b
個人的には無線LANは802.11a, bしか存在していなかった時代からのユーザーです。
当時はNEC Lavie/Jやデスクトップに無線LANボードを実装して802.11bを利用していました。無線であるというだけで、たとえスピードが遅くても非常に爽快だったことを覚えています。
実際、ネットサーフィンやメール処理程度であれば殆どストレスはありませんでした。
この時使用していたのは、PCI(Planet Communication Inc)の安価な無線LANルーターでした。VPNパススルーに対応していないなど、無線LANとは違う部分で苦労しました。
802.11g
その後、802.11gという規格が策定され、私もLavie/Jの無線LANモジュールを換装してこれに追随しました。速度が802.11bに比較して理論上5倍程度になりました。(11Mbpsから54Mbpsになった)
ここで、Lavie/Jの調子が悪かったこともあって、一気にMacBook、MacBook Proに移行をしたのもこの時期でした。
この時使用していたのは、NECの無線LANルーターでした。
802.11gになってネットサーフィンやメール処理は勿論、多少重たい動画なども以前は駒落ちしていた物がストレス無く見られるようになりました。
802.11n(Draft)
そして、2007年になって802.11n(Draft)が登場しました。
安易な考え方ですが、アンテナを3本に増やすことで伝送速度を上げているという代物ですが、スペック上は802.11g(?)の5倍のスピード(でも、144Mbps)とされています。
※ グラフはPCIから引用。
MacBookで802.11n
Core 2 Duoを搭載したMacBook、MacBook ProなどではAppleストアなどで802.11nイネーブラー(AirMac Extreme 802.11n* Enabler for Mac)なるソフトを250円で購入することで802.11nに対応させることが可能です。
Apple社がMacBookなどを出荷する際の価格にこの機能を含めていなかったために、アメリカの経理上お金を徴収する必要があるのだそうで、何ともお粗末な手間を取らされたものです。一度購入したEnablerは所有する全てのMacに適用可能だそうです。
私も、不本意ながら早速購入してインストールしました。
一応、今まで表示されていなかった「n」の文字を確認することが出来ました。
※ Apple Storeの「AirMac Extreme 802.11n* Enabler for Mac」から引用
PCIのMZK-W04Nと不具合
MZK-W04Nは、Windows Vistaは勿論のこと、Macにも対応した安価で信頼性と実績がある程度ある802.11n対応無線LANルーターです。
802.11b、802.11gも同時に接続できるため、無線LAN機器が混在している場合にも安心して導入できます。早速購入して従来使っていたルーターとリプレースしてみました。
ところが、MZK-W04Nで802.11n/g/bモードにした途端に異様に接続が悪くなってしまったのです。よくよく調べていくと、次のような状況が見えてきました。
802.11n/g/bモードでWEP接続……×
802.11n/g/bモードでMACアドレスフィルタリングのみ……△(ほぼ×)
802.11n/g/bモードでWPA2接続……○
802.11g/bモードでWEP接続……○(しかし、従来と変わらない通信速度)
つまり、従来のように802.11gで接続するか、WPA2にて接続しないとまともにつながらない状態になってしまったのです。
素直にWPA2にしたいところなのですが、2台あるプリンタの内の一つHP PSC2550がWPA2に対応していません。一応、WPAには対応しているはずなのですが、WPAでのMZK-W04Nへの接続は結局実現できませんでした。
無線LAN機器は、いったん接続不具合状態に陥ると設定をし直したり、復旧することが非常に面倒で骨が折れます……。
現在、WEBフォームからPCIに問い合わせをして1週間ほどたちますが全く音沙汰がありません。ルーターを買えて再挑戦するか、HPのプリンタを買い換えるか、このまま無駄な買い物として記憶から抹消するかの三者択一というつらい状況です。
2007/08/01
結局そのままPCIのサポートから何の連絡もないまま今日に至ってしまいました。
金輪際、私がPCIの製品を買ったり人に勧めることはないでしょう……。
どうしようもないので、MACアドレスフィルタリングのみ有効にしてWEPなどの暗号化・認証機能を無効にしてみました。
すると、たまに怪しい気がしますが正常に接続することが出来ました。プリンター2台、Macbook Pro、Nintendo Wiiも認証なしモードで接続できますので、これならば全ての機器で接続性を保ったままMacbookで802.11n接続を実現できそうです。
左側に出ているとおり、リンク速度が130MBで接続しています。802.11gで接続しているMacbook Proは54MBという表示になっています。
実行速度は測っていませんが、LAN内速度はかなり理想的に最適化されたのではないでしょうか。6GBほどのデータを転送して転送時間を比較してみたいと思います。
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