MacBookのHDDを安全かつスマートに換装する方法。

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更新:08/07/21 | MacBookのHDD換装方法 | Mac

HDD換装のために用意するもの

MacBookのHDDはホワイトだと60GB程度と少なく、特にビデオ編集などを行おうとするとすぐに手狭に感じるようになります。
また、Apple社に修理を依頼するときなどは、HDDを初期化される可能性が非常に高いため、あらかじめ新品のHDDに換装して修理を実施し、修理完了後にHDDを元に戻した方が簡単で確実な場合もあります。

そこで、簡単に換装・交換できるMacBookのHDDについてご紹介します。

換装に必要なものは次の通りです。

MacBookのHDD交換・換装方法
  1. MacBook
  2. 交換するHDD
  3. 交換した後にも使えるHDDケース
  4. 精密ドライバー
  5. 星形の特殊なビットを持つトルクスドライバー
交換するHDD
MacBookのHDDはSATA規格の2.5インチHDDです。厚さは9.5mm以下のものでないと本体に挿入できないので注意してHDDを選びます。今回は、Momentusシリーズの160GBタイプを購入して換装に望みました。
ただ、信頼性や親和性という意味ではMAC純正御用達メーカーのTOSHIBA社製のSATA-HDDを選択することをお勧めします。
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2.5インチSATAのHDDを使える外付けケース
今回は、KEIANのKHU2505(PROOF)を購入し換装に望みました。
2.5インチかつSATAであればどのようなケースでも良いのですが、この条件を満たしているケースは今のところあまり多くないようです。ケースがあれば、USB接続の外部記憶装置として新しいHDDを認識させ、環境を複製することも用意ですし、換装した後でオリジナルのHDDを有効活用することも出来るので是非とも入手しておきたいアイテムです。
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星形のトルクスドライバー
コンパックなどのPCを開いたことがある人ならば直ぐにピンと来ると思いますが、日常的にはほとんど使われないタイプのトルクスねじです。MacBook内部に挿入されているHDDは、専用のステーにこのタイプのねじで留められています。決してマイナスドライバーやプライヤーなどで無理に回そうとしない方が得策です。ねじ山をなめたり壊してしまったら、同じねじを見つけるのに苦労しますし、アップルのサポートを受けられなくなるかもしれません。トルクスねじのサイズは、T-8というサイズです。
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換装の手順

実際の手順を追って説明していきます。

新しいHDDを外付けケースに実装
外付けケースに、新しいHDDを実装します。KEIANのKHU2505は、2本のねじを外すだけで簡単にHDDを実装できます。
MacBookに外付けディスクを認識させる
USB外付けHDDケースUSB接続の外付けハードディスクは、このようなアイコンでマウントされます。
通常は、MacBookが起動している状態で外付けケースをUSBポートに接続すれば自動的に認識します。 パーティションの作成 GUID形式の確認
ただ、この状態ではまだデータの移行が出来る状態はありません。ディスクユーティリティを起動して、HDDにパーティションの作成を行います。
パーティション作成時にはオプションを確認して、GUID形式になっているかチェックしておきます。起動ディスクとするにはGUID形式でパーティションが作成されている必要があります。
データの移行
標準ツールによるデータの完全移行 同じくディスクユーティリティにて、復元を選択しデータの移行を行います。
  • ソース:元のHDDをドラッグアンドドロップします。
  • 復元先:新しいHDDを実装した外付けHDDをドラッグアンドドロップします。
この段階で、復元ボタンをクリックできる状態になっていない場合は正しくHDDのフォーマットやパーティションの作成、設定が出来ていない証拠ですので、もう一度見直します。
ソースには元々搭載しているHDDのドライブアイコンを、復元先にはUSB接続された新しいHDDの新しいパーティションアイコンをドラッグアンドドロップします。(+)マークが表示されれば正しくドラッグアンドドロップされている証拠です。復元ボタンを押せばすべての情報が新しいHDDに複製されます。作業中はアプリケーションの起動や操作、終了を含めたすべての処理を行わせない方が無難です。
ディスクの入れ替え
複製処理が終わったら、一度MacBookを週終了させてHDDを入れ替えます。バッテリーを外して、ねじを3つ外せばカバーが外れますので、白い帯を引っ張って元のHDDを取り出します。交換した後の古いHDDは、外付けケースに実装して新たに外部記憶装置として活躍してもらうことになります。
換装後初めての起動
HDD換装後の最初の起動時は、一瞬?マークが表示されたり、いつもよりも起動速度が遅く感じられることがあります。これらは一時的な症状なので心配はありません。起動したら、「システム環境設定」の「起動ディスク」から、換装したてのHDDを選択します。これで、完全に従来と同じ環境を新しいHDDに移行できたことになります。元のHDDを実装したケースは、改めてMS-DOS形式でのフォーマット(パーティションの作成)を行えば、FAT32形式でフォーマットされるためWindowsとの共有も可能となります。

MacBook Pro の場合

MacBook Pro の場合は、MacBookのように簡単にHDDを換装することが出来ません。
Mac24(http://mac.ascii24.com/mac/review/portable/2006/03/15/661126-000.html)
の記事などを参考に換装して、上記の換装後手順を実施する必要があります。

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