フィリップス、ブラウン、日立などの主要ひげ剃り期メーカーのテクノロジーと使用感をレポートします。

更新:07/05/22 | シェーバー | Hobby

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フィリップス/Philips

ここへ来て、ブラウンなどのように自動洗浄ドックを利用できる機種が登場しました。様々なシェーバーを使ってきましたが、個人的にはフィリップスのシェーバーが深剃り感も全体評価としても一番お勧めです。
この上位機種の使用感や機能を余すことなくレポートしたいと思います。
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	3つある回転刃が個別に自在に肌にフィットして動きます。効率が高くそり残しが少なくなります。 肌にかかる圧力も均一化されるため、肌にも優しい設計です。
	回転刃に取り付けられたそれぞれの刃は、図のように二枚刃の構造になっており、最初の刃がひげを持ち上げて後ろの刃がカットする仕組みになっています。 このため、吸い付くようなフィット感と共に深剃りが実現されます。
	クッションの強さを段階的に調整できます。 肌の強さ/弱さ剃り方などによって調節することが出来ます。
	回転する三枚刃はスリットとホール型の外刃（カバー）で構成されていて、特にこのスリットの存在は癖毛カット、長く伸びてしまったひげのカットに大きく貢献しています。しかも、従来1レーンだった回転刃が上位機種では3レーンになっており、実質的な効率は従来比2倍という快挙です。
	回転刃だけでなく、3つの回転刃が連動して顎などの非平面へのフィット率を向上させています。この機構も従来製品にはなかった新しい機能です。
	何よりも、全自動線上ドックが使えるようになりました。もちろん、今まで通り水道水で丸洗いもOKです。 洗浄液は300円程度で1ヶ月使用できます。洗浄すべき時期はひげ剃り機の液晶に表示され、洗浄液の交換時期はドックのランプに表示されます。

自動洗浄について

ドックに本体をセットして、ボタンを押せば自動的に洗浄が始まります。
本体が洗浄液に浸されて、自動的に本体の電源がOnになる仕組みですが、これ以上の工夫はありません。そのため、回転刃を展開して掃除したりとか乾燥したりとかいう機能はありません。
洗浄が終わったら、水洗いして他の場所に乾燥させることをお勧めします。
放っておいても洗浄液がついた状態で乾くので、衛生上もあまり良いとは思えません。

洗浄時期について

一回ひげを剃ると、直ぐに洗浄マーク（水道のアイコン）が表示されます。
これは、自動洗浄ドックでの洗浄を意味するのだと思いますが、この調子ですと毎日使用後に自動洗浄しなければなりません。
従来の使用感を考えても週に一度で良さそうです。

その他の特長

• 非常に静音です。ロータリーや往復刃のシェーバーの追随を許しません。
• 完全充電で80分ほど使用できます。残量は数値で液晶表示されます。
• 回転刃なので、往復刃のような機械的ロスがありません。一見、ロータリーと同じメリットに見えますが、ロータリー式は1回転して進む刃の移動距離は回転した道のりと比べて短くなります。そのため、実質回転数に対して刃の速度は低くなるので効率が悪いのです。
• 洗浄用ドックが充電器を兼ねています。これは他機種と同様です。
• 回転刃は回転して外刃とこすれることで自動的に研磨されます。交換目安は5年とされています。

ブラウン/Braun

CMなどにも力を入れているのがブラウンです。
全自動洗浄にもいち早く対応したのも印象深いところです。

特長

自動洗浄ドックにかけては最先端です。洗浄モードの自動選択、乾燥まで行う洗浄機能、25秒で洗浄を完了するファストクリーン機能など充実しています。

ソニックモーターにより、深剃りを実現。但し、効果のほどや技術的な説明に乏しくも思われます。

不満点

• 往復刃なので静音性にかける。
• 往復刃なので高率にかける。動きの中に必ず刃が止まるフェイズがあります。

日立

日立といえばロータリーシェーバーです。ロータリー型の刃と中央部分のスリット型の往復刃で構成されているのが通常です。
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基本的なコンセプトは従来の日立ロータリーシェーバーと変わっていません。個人的にも長年使用したことがありますが、可もなく不可もなくといったところでした。
一度、故障したときも無償で修理してもらえた点はメーカー対応というポイントでは評価できます。

特長

フィリップスなどと比べると、スリムなので持ち運びに便利です。

不満点

• ただ、実際にはフィリップスなどのシェーバーを使ってしまうと次のような不満点も出てきます。
• 一枚刃構成なので深剃り性がいまいち。
• 静音性は悪くないが、フィリップスなどと比べるとかなりうるさい
• 自動洗浄ドックがないので洗浄が面倒。但し、フィリップスなどと比べると、洗浄剤を注入して洗浄後に、カバーを半開き状態にして水道水を直接注げる点は手動洗浄というポイントで言えば洗いやすいと思います。（但し、半開きにして電源を入れるのはメーカー非保証の洗浄方法です。故障の原因になる場合があります）
• ロータリー刃と中央のスリット刃の間に深い溝があり、ここに剃った髭が溜まることがあります。このとき、口ひげを剃っていて鼻息をすってしまったりすると、鼻腔に髭を吸い込んで大変なことになります。

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