JUSTSYSTEMのメーラーShurikenPRO3についてご紹介します。

更新: 08/07/21

| SurikenPro3 |

SHURIKEN

Shuriken Proとは

Shurikenは和製ビジネスソフトベンダーの雄JUSTSYSTEMのメーラーソフトです。
最近になって、Pro4という最新版も登場していますので、そちらの記事もご覧ください。

ShurikenPro全般の記事はこちら!

ShurikenPro4最新版の記事はこちら!

Shurikenテクニック集はこちら!

すでにPRO3と言うことで三代目な訳ですが、私はPRO3からのユーザーです。
それでも、PRO3のR2になってやっとこなれてきた……ここへ来て磨きがかかってきたという感触があります。
何を隠そう、Ver5.5.5.0リリース直後に重大なバグを発見して、数日でVer5.5.6.0をリリースさせてしまったのは私です。
他にもアカウント間のフォルダ移動時にメールが消えてなくなるバグを発見・報告したこともありましたっけ……。

まだまだ、要望はありますが大きな特長としては個人的に次の点を挙げられます。

1.起動、動作が軽い。
   (環境によっては必ずとはいえませんが)
2.ネットワーク上でメールデータを共有できる。
   (テクニックが少しあります)
3.検索が早い
   (但し、題名、To、From、Ccの場合のみ)
4.ヘッダーを自由にルールに盛り込める。
5.バックアップ、データ移行が簡単・高速。
6.メールデータの自動圧縮、暗号化が可能。
7.S/MIMEに簡単対応。プロバイダーや無料メール利用時にも安心。
8.独自のHTML表示アルゴリズムで、セキュリティホール対策万全。
9.自在眼との組み合わせであらゆる添付物をメーラーから閲覧可能。


また、ShurikenPRO3自体が安価なこともメリットの一つではないでしょうか。

高機能ファイルビューア自在眼

自在眼も2千円ほどで入手できることも大きなメリットです。
自在眼には100種類以上のファイル形式を閲覧する機能が備わっており、ShurikenだけでなくIEなどのブラウザでも利用できるようになっています。
自在眼 見えるんです
楽天ダウンロード市場(?)でも2,000円で購入できます
、Shurikenユーザーはこの機会に入手することをお勧めします!




このように、マルチアカウントは当然のことながら、自由にアカウント間でメールの移動やフォルダの移動、ルールによる振り分けができます。
また、送信メールを受信ボックスやフォルダに割り振ることもできます。
ただ、送信メールボックスにあるメールだけはダブルクリックで簡単に送信メール用に再利用できるようになっています。

ネットワークにメールデータを置きたい

圧縮機能を使うと、6割程度にはメールデータを圧縮して格納することができます。
とはいえ、最近では家庭内LANや無線LAN、サーバーなどもあるわけですから、複数のクライアントで同じメールデータを保持するのもばかばかしく、サーバー上のHDDに共有したいと考えるのは必然ともいえます。

まず、メールの保存先は、ユーザー管理ツールで行います。




ここで、データ保存先フォルダとしてあらかじめネットワークドライブに割り当てておいたドライブレター配下にあるフォルダを指定します。



この設定を利用途中で変更すると、 内容も変更先のフォルダに移動してくれますが、注意しないと既存のフォルダを指定した場合に上書きされてしまいます。

メールデータを利用可能な状態でバックアップしたい

簡単そうに見えて難しいのがこのバックアップデータの利用です。
Shurikenにはバックアップ機能がついていますが、基本的にはメールデータ+設定データを別のフォルダにコピーするだけです。
そこで、CD-Rなどにメールデータをフォルダごとコピーすることでバックアップをとることも可能なのですが、CD-Rなどの書き込み属性がつかないファイルとして保存してしまうと、Shurikenはアクセスする前にエラーをはいて利用できないのです。
この不便な仕様についてはJUSTSYSTEMに談判していますが、改善されるかどうかは判りません。

私の場合、DVD-RAMに保存してバックアップとしています。
あらかじめ、DVD-RAMをデータ保存先フォルダとするバックアップデータ参照専用アカウントを作っておきます。
これで、いつでもDVD-RAMに保存されたメールデータを参照できます。

あらゆる添付データを参照する

自在眼というソフトがあります。
このソフトは本来、様々なファイルを閲覧するアプリケーションなのですが、オプションとしてブラウザプラグインとして機能させることができるのです。
Shurikenではブラウザのプラグインを利用することができるので、この自在眼で様々なファイルをメーラー経由でみれるようになります。



自在眼インストール後、組み込み機能をスタートから選択して、プラグインを設定します。
ソースネクストの自在眼=みえるんですというソフトを購入しても中身は同じです。
中身は同じでも、ソースネクスト経由だとなんと2千円という安価な値段で入手できます。



これはメール経由で届いたFAX(TIFF)をプレビューした画面です。
Shurikenを使うようになったら是非ともほしい一品ですが、なぜJUSTSYSTEMのホームページなどで紹介されていないのか、バンドルなどを検討しないのかが不思議です。政治的な問題でもあるのでしょうか……。

アカウント、フォルダなどの設定複製

複数のクライアントでメールデータを共有している場合は当然のことながら、設定だけを別の環境に複製したい場合もあります。
Shurikenのバックアップ機能は、設定だけをバックアップすることができません。
必ずメールデータと一緒にバックアップされるため、データが500MBを超える場合などは時間とリソースを多量に消費してしまいます。
そこで、まずは設定を吸い取りたい環境で利用しているメールデータ保存先フォルダの名前を変更してShurikenを起動します。

X:\MailData → X:\MailData_

など、アンダースコアなどをつけると、Shurikenを起動したときに、Shurikenが勝手にフォルダを再生します。
当然このとき再生されたフォルダにはメールは一通も入っていません。これが重要です。

X:\MailData(Shurikenが勝手に再生)
X:\MailData_(バックアップ用にリネームしたフォルダ)

この状態で、Shurikenからバックアップ機能を使って新しいフォルダにバックアップをとります。

X:\MailData   (Shurikenが勝手に再生)
X:\MailData_   (バックアップ用にリネームしたフォルダ)
X:\MailSetting  (メール情報なしの設定情報バックアップ)

バックアップをとったらShurikenを終了し、MailDataを削除、MailData_を元のファイル名MailDataに戻します。

他のPCでこの設定情報を使う場合には、そのPC上にインストールしたShurikenの管理ツールからリストアすればOKなのですが、注意しなければいけないのはリストアする前に必ずMailDataフォルダはMailData_などにリネームしておくことです。
そうしないと、メールなしのバックアップ情報を上書きされて泣くことになるからです。
リストア後に、MailData_を再びMailDataに戻せばメールはそのまま、設定(レジストリ情報)だけを引き継ぐことができるのです。


ちなみに、ShurikenPRO3 R3のSP(サポートパック)はSP4



SurikenPro3の話し

ShurikenPro4の話し

ShurikenProの共通テクニック

  楽天市場でShurikenProシリーズを検索します。

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