JDKのインストール Java™ 2 SDK, StandardEdition j2sdk-1_3_1_07-windows-i586.exe をインストールします。 インストールパッケージは以下のサイトからダウンロード出来ます。 http://java.sun.com/j2se/1.3/ja/download-windows.html
インストールパッケージを実行すると、確認画面、使用許諾の確認ダイアログが表示されます。 内容を確認して、「はい」をクリックします。
次にインストール先を指定します。初期設定のままで構いませんが、変更する場合には「Program Files」等の半角スペース等が含まれる配下には配置しないようにします。 次に利用対象とするブラウザー種別を選択します。
インストールする内容を選択します。特にHDDの容量が逼迫していなければ、そのまま全ての項目をチェックしたまま「次へ」をクリックします。最小限に留める場合には、Javaソース、デモ、古い〜ヘッダファイルのチェックを外します。 いんすとーるが終了したことを示すダイアログが表示されるので、「終了」をクリックします。 READMEを参照するにチェックを入れると、 * Introduction * Release Notes * Bug Reports and Feedback * Java 2 SDK Documentation * Web Pages といった内容を英語ですが確認することが出来ます。 JSP-ServletエンジンがJavaコードをコンパイルできるようにJavaコマンドにパスを通します。 マイコンピュータ→右クリック→プロパティ→詳細→環境変数→ を開いて、システム環境変数に以下の内容を新規追加します。既に同名の環境変数がある場合には;(セミコロン)に続いて値を追加します。 PATHにF:\jdk1.3.1_07\binを追加。(実際にはインストール先のフォルダに合わせる) CLASSPATHにF:\jdk1.3.1_07を追加。(同上) JAVA_HOMEにF:\jdk1.3.1_07を追加。(同上)
Tomcatのインストール tomcat-4.1.24.exe
上記のようなぢあろぐが表示される場合には、正しく環境変数JAVA_HOMEに値が格納されていません。値が正しい必要はなく、値が設定さえされていればこのダイアログ自体は出ないはずです。
正常に環境変数JAVA_HOMEが設定されていれば上記のようにJDKコンポーネントのパスについて確認のダイアログが表示されます。
使用許諾の内容を確認して「I Agree」をクリックします。 必要なコンポーネントを選択してインストール出来ますが、特に理由がなければ初期設定のままにしておきます。
インストール先フォルダを指定します。一般的には半角スペースを含まないように指定することが推奨されますが、ここでは初期値のパスを採用してインストールを進めます。 これは経験的にこのままで問題がないと判断するためです。 次にブラウザからApacheサーバーに接続するためのポート番号と、Administrator(アドミニストレーター:管理者)として作業を進める際に必要なIDとパスワードを設定します。 ここではパスワードを「password」とします。インターネットに公開されるApacheサーバーを構築する場合には、第三者に漏洩や想像されないパスワードを設定します。
以上でTomcatのインストールが終了し、自動的に作成されたスタートアップフォルダが表示されます。 この内容はスタート→プログラム→Apache Tomcat 4.1の内容と同じです。 Start TomcatはTomcatを起動し、Stop Tomcatは停止することが出来ます。 試しにStart Tomcatをダブルクリックします。
上記のようなログが表示されて、Apacheサーバープロセスが起動します。 このサーバーに対して接続をするには、ブラウザから以下のURLを入力します。 「:8080」はポート8080にアクセスすることを意味しています。通常は指定がなければ80ポートにアクセスするようになっているため、今回は明示的に指定しています。
上記のような標準のページが表示されれば正しくサーバーが動作していることを確認出来ます。 実際に、フォルダ、ファイルをApacheのHDD上に展開してこれらをブラウザから参照させるには、フォルダ、ファイルの実態を作成し、Apacheに認識させるために設定ファイルを編集します。 上記ページの実態は以下のフォルダに存在しています。 F:\Program Files\Apache Group\Tomcat 4.1\webapps (F:\Program Files\Apache Group\Tomcat 4.1\にApacheをインストールした場合) 従ってこの配下にフォルダやファイルを展開することになります。 ここではlessonsなるフォルダとその配下に幾つかのJSPファイルを展開します。 strcmpOutput.jsp strcmpInput.jsp
次に、以下のファイルをテキストエディタで編集します。 F:\Program Files\Apache Group\Tomcat 4.1\conf\ server.xml <!-- Tomcat Examples Context --> なる記述を検索して見つけ出します。 上記のフォルダを見て分かるとおり、インストール直後に既に存在しているexamplesというフォルダに対応した設定項目であることが分かります。これらの設定項目は、
の間に挟まれている各記述で定義・設定されています。 これは、xmlという拡張子から分かるとおりTomcatの設定がタグ言語であるXML形式で記述されていることからも理解出来ます。 このexamplesの定義が終了する</Context>の記述の下に以下の定義を追加します。
server.xmlを上書き保存します。 Tomcatを再起動します。スタート→プログラム→Apache Tomcat 4.1→Stop Tomcat をクリックして停止した後に、Start Tomcatをクリックして開始します。 Tomcatの起動を確認したら、今度はブラウザから以下のURLにアクセスします。
index.htmがあればそれが表示されますが、lessonsフォルダ配下にindex.htmはありませんのでフォルダの内容が一覧表示されるはずです。 StrutsのインストールStrutsとは支柱という意味で、一からJSPを構築するのではなくて、共通化できる部分は共通化するなどより効率的に開発を進められるようにしたJakartaプロジェクトで提供されている開発環境下地のようなものです。 従来の開発
フレームワーク(Struts)を導入した開発
このように、手作りしなくてはならない部分が簡略化される。 結果として、開発工数の削減、バグの削減等が期待できる。 インストールに際しては、 http://jakarta.apache.org/builds/jakarta-struts/release/v1.0.2/ から(トップから最新版を探してください)ダウンロードしました。 jakarta-struts-1.0.2.zipはLhaplusでの解凍に失敗したため、jakarta-struts-1.0.2.tar.gzをダウンロードして解凍します。 http://www.ingrid.org/jajakarta/struts/struts1.0/ja/target/documentation/installation.html に従ってインストールを進めます。 展開したファイルのそれぞれの役割は以下の通りです。
実際に必要となるのは、上記の二つのコンポーネント群になります。
blank.warを利用せずに、手動で
<taglib>
<taglib-uri>/WEB-INF/struts-bean.tld</taglib-uri>
<taglib-location>/WEB-INF/struts-bean.tld</taglib-location>
</taglib>
<taglib>
<taglib-uri>/WEB-INF/struts-html.tld</taglib-uri>
<taglib-location>/WEB-INF/struts-html.tld</taglib-location>
</taglib>
<taglib>
<taglib-uri>/WEB-INF/struts-logic.tld</taglib-uri>
<taglib-location>/WEB-INF/struts-logic.tld</taglib-location>
</taglib>
<taglib>
<taglib-uri>/WEB-INF/struts-template.tld</taglib-uri>
<taglib-location>/WEB-INF/struts-template.tld</taglib-location>
</taglib>
<@ taglib uri="/WEB-INF/struts-bean.tld" prefix="struts-bean" %>
<@ taglib uri="/WEB-INF/struts-html.tld" prefix="struts-html" %>
<@ taglib uri="/WEB-INF/struts-logic.tld" prefix="struts-logic" %>
<@ taglib uri="/WEB-INF/struts-template.tld" prefix="struts-template" %>
warファイルを使って環境を展開した方が簡単なので、以下の操作を行います。 生成されたファイルから、以下のファイルをF:\Program Files\Apache Group\Tomcat 4.1\webappsにコピーします。 このとき、Tomcatは停止しておきます。
コピー後にTomcatを起動すると自動的に必要なフォルダを作成し、ファイルを展開します。 ファイルが展開されたことはTomcatのログを見れば分かりますので、正しく展開されたら以下のURLにアクセスして内容を確認します。 http://localhost:8080/struts-example/
このようなページが表示されればインストール成功です。 以下のサイトを参考にさせて頂きました。 http://www3.coara.or.jp/~agt/struts/ http://homepage2.nifty.com/ymagic/struts/ 以下のサイトではStrutsについて理解できます http://www-6.ibm.com/jp/developerworks/java/010824/j_j-struts.html Extension for Strutsここまでは、Jakartaプロジェクトで公開されているフレームワークですが、IBMがそのノウハウを反映して拡張を行った「Extension for Struts」というものが存在します。以下は、@ITの記事からの抜粋です。 「Extension for Struts」は、Struts v.1.0.2をベースに、同社がこれまでWebSphereビジネスで積み重ねてきたノウハウを投入し、Webアプリケーション構築において頻繁に使用される6つの機能拡張を追加した。 事前/事後処理機能の提供 セッション・マネジメントの機能拡張(HTTPSessionオブジェクトが必ず同期化され、一時点で同一Webブラウザからのリクエストが1つだけ処理される) スクリーン・オーダー・コントロールの機能拡張(画面の呼び出しが正しい順序で行われることを保証する) ログ機能の強化 リソース・ラッパーの追加(リソースの取得を補助し、JNDI LookUpによるオーバーヘッドを回避する) キャラクター・タイプ・チェックの追加(入力された文字の妥当性検査を提供する) 時期は確定していないが、同社ではJakartaプロジェクトへの「Extension for Struts」の“寄贈”も予定している。 「Extension for Struts」は、日本IBMが手を加えたとはいえ、オープンソースのフレームワークであり、ソースコードもすべて無償で提供されることになる。ただし、同社の動作検証はWebSphere4.0.3上でしか行っておらず、「他ベンダのアプリケーション・サーバ上でも、論理的には動作するが、保証はできない」 つまり、Windows上のTomcat+Strutsでも理論上は動作すると言うことになります。 実際、動作しなければJAVAのオープンプラットフォーム性は意味をなさなくなります。 そこで、この「Extension for Struts」をWindows上の環境に構築することにしました。 「Extension for Struts」のダウンロード http://www-6.ibm.com/jp/software/websphere/developer/download/wasstx.html からダウンロードできます。2003年4月28日時点ではstx-1.1です。 インストールや使用方法についてはあまり情報がありません。 あまり詳細な情報とはいえませんが、インストールに関しては以下のサイトにあるPDFが参考になります。 http://www-6.ibm.com/jp/software/websphere/developer/j2ee/struts/ http://www.apache.org/dist/jakarta/commons/lang/ からSTXで利用されるCommon Loggingコンポーネントをダウンロードします。 ダウンロードしたアーカイブファイルを解凍してファイルを展開します。 STXのファイルを手動で配置するには、クラスと設定ファイルをコピーする必要がありますが、blankアーカイブを使えば簡単にベースとなるフォルダ構造を展開することができます。 たとえばTomcat 4.1\webapps\struts-blankを利用して構成する場合には、struts-blankなるフォルダの名前を変更してstxtestなどとしてから構成を変更したり編集していきます。
http://localhost:8080/stxtest/ にアクセスして、上記のようなメッセージが表示されれば準備が出来ていることを確認出来ます。 Blankアーカイブを使わずに、手動でSTXのアーカイブファイルを展開したファイル群からコピーをする場合は以下のようにします。 stx-1.1\target\library\classesをTomcat 4.1\webapps\stxtest\WEB-INFにフォルダ毎コピー (既にフォルダが存在しているため、上書き確認されるがそのまま続行します) stx-1.1\target\blank\WEB-INF \lib\ stx.jarをTomcat 4.1\webapps\stxtest\WEB-INF\libにコピー stx-1.1\target\blank\WEB-INF \lib\ wsx-stx-character.tldおよび、wsx-stx-screen.tldをTomcat 4.1\webapps\stxtest\WEB-INFにコピー stx-1.1\target\blank\WEB-INF \lib\ wsx-stx-config.xmlをTomcat 4.1\webapps\stxtest\WEB-INFにコピー stx-1.1\sample\*.warファイルはSTXを使ったサンプルのアーカイブです。 これらをTomcat 4.1\webappsにコピーして、Tomcatを再起動します。 (Tomcat起動中にコピーを行うと直ちに展開されますので、それでも構いません) 更に、stx-1.1\dist\webappsにあるサンプル*.warファイルをTomcat 4.1\webappsにコピーします。 サンプル用のフォルダTomcat 4.1\webapps\wsx-stx-sampleが展開されます。 実際に動作させるにはDBMSとの連携が必要となるため、連携しなくても表示できるように以下の変更を施します。 Tomcat 4.1\webapps\wsx-stx-sample\WEB-INF\wsx-stx-config.xml を編集します。 前略 <datasources> <datasource> <property name="user" value="db2inst1"/> <property name="password" value="db2inst1"/> <property name="transactionIsolation" value="TRANSACTION_NONE"></property> <property name="readOnly" value="true"/> <property name="autoCommit" value="true"/> </datasource> <datasource jndiName="java:comp/env/jdbc/StoreDS"> <property name="user" value="db2inst1"/> <property name="password" value="db2inst1"/> <property name="transactionIsolation" value="TRANSACTION_READ_UNCOMMITTED"/> <property name="readOnly" value="true"/> <property name="autoCommit" value="false"/> </datasource> <datasource jndiName="java:comp/env/jdbc/SampleDS"> <property name="user" value="db2inst1"/> <property name="password" value="db2inst1"></property> <property name="transactionIsolation" value="TRANSACTION_READ_COMMITTED"/> <property name="readOnly" value="true"/> <property name="autoCommit" value="true"/> </datasource> </datasources> 中略 <jms> <QueueConnectionFactory jndiName="java:comp/env/jms/Q_FACTORY"> <property name="user" value="db2inst1"/> <property name="password" value="db2inst1"/> </QueueConnectionFactory> </jms> 後略 なる内容の<datasources>タグと、<jms>タグに囲まれた部分をコメントアウトします。実際には<!--および-->で囲めばコメントアウトできます。 これらは設定の内容を見ても「db2」といった記述があることからも分かるとおり、DB2を用いたDBMSの利用を抑制するためです。当然、DBMSを使用するサンプルは全てを検証することは出来ません。 DB2はIBMが提供するDBMSで、検証用のパッケージを入手することも出来るので、実際にはこれらの設定を生かした構成を再現することも可能です。 http://localhost:8080/wsx-stx-sample にアクセスして以下のような画面が表示されれば正しく構成されていると判断できます。
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